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オフショア開発の契約書 で多いトラブルについて

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はい、こんにちは、オフラボの花井です。

オフショア開発では、契約のトラブルはよくあります。

その中でも、よくあるトラブルとして、納品物やドキュメント、開発時間といったものがトラブルになりやすいです。

今回は、オフショア開発によくある契約トラブルを何点か説明をしていきます。

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納品物のトラブルのケース

一つずつ説明をしていくと、この納品物は何かと言いますと、例えば開発を依頼して、その開発が終わったときに、日本であれば当然のように、プログラミングコードは納品されます。

日本では当たり前の形というか、当然の納品物です。

納品物にプログラムコードが入っていないっていうケースがありました。それはどういうことかというと、出来上がったものを利用するっていうことまでが契約ですというような、ちょっと何か変な話なんですけども、そういった認識で開発会社が契約しているというようなケースがありました。

プログラムコードが、しっかりと納品物に含まれているのかどうかを事前にチェックをする必要があります。

納品物のチェックは当たり前のところではあるんですけども、このようなケースは、日本ではちょっと想像しづらいところだと思います。ですので、しっかりチェックをしておく必要があります。

サーバーやドメインも開発会社が契約してしまうと、データや更新費用など、開発会社の言いなりになってしまいます。

サーバーやドメインを契約する部分というのは、依頼企業側でしっかりと確認しておく必要があります。

サーバーやドメインを誰が契約するのかっていうところは、先に契約書に記載しておくことが必要になってきます。

ドキュメントに関するトラブルのケース

次にドキュメントに関するトラブルのケースです。

ドキュメントは、開発をすると、様々な資料や開発ドキュメントが出来上がります。

例えば、作ったデザインファイルとか、あとはパスワードを記載したドキュメントもそうですし、あと証明書関連などサーバーに使う証明書など、このようなものは、ドキュメントに記載されます。

このようなドキュメントを保存していないとか、作ったドキュメントを共有したくない開発会社が時々います。

このようなケースは、日本の開発会社と理解しづらいところです。

こういったドキュメントに関する部分は、デザインファイルの場合であれば、どのような形式でファイルを納品するのかなど記載しておく必要があります。

またパスワードや証明書も、出来たときに、その都度、共有したり、このような重要なデータを、開発会社に情報が残ったままにしないようにする事が必要です。

開発会社だけではなく、依頼企業側でもしっかりと管理しておくことが必要です。

この内容が、どのような時にトラブルになりやすいかというと、他のところでトラブルになったときにトラブルになりやすいです。

ドキュメントの納品は最後になる場合が多いです。そのため、例えばスケジュール遅延があったときなど、様々なトラブルが発生している時に、ドキュメントの納品を請求したときに、別途有料になるなど、トラブルに発展することがあります。

このような相手開発会社とトラブルになったときに、別のトラブルに繋がりやすいです。

幸いドキュメントなど復旧する事が可能ですし、デザインファイルなども、もう1回作り直しになるんですけども、デザインファイルを1回作り直すことはできます。

しかし、作り直すから大丈夫といった形にならないで、先にドキュメントなど、何が納品物に含まれているのかは、契約時に決めておく必要があります。

ラボ型開発で開発者の時間に関するトラブル

最後に、開発者の時間に関するトラブルです。

これはオフショア開発のラボ型に限ったトラブルになります。

ラボ方とは、例えば複数の開発者を、例えば3ヶ月間用意して、その3ヶ月間の間は、開発を自由に行うことができる契約です。

このようなラボ型を利用するときに、開発者に空き時間が出来たり、開発していない時間ができてしまうことがあります。

そういったときに、その開発していない時間の費用に関してトラブルになります。

トラブルの内容は開発者の空き時間ができてしまった原因にもよります。

例えば依頼企業側の指示が遅れてしまい、その時間は開発できなかったっていうと、依頼企業側の原因とも言えます。

反対に開発会社側の情報の伝達ミスなどの理由で、開発者に指示が伝わっていなかった原因の場合もあります。

このような無駄になった時間が発生した場合に、その間の費用についてトラブルになります。

このようなトラブルを事前に避ける方法として、タスクを用意するなどして、空き時間が発生する原因を少なくする対策やスケジュールや指示を事前に用意をしておく事が必要です。

その空き時間ができるような原因を事前に対策しておく事が重要です。

空き時間ができてしまった時にも、空いた時間の対応方法を事前に取り決めをしておくと、トラブルを少なくする事ができます。

契約する前に対策の部分を取り決めをしておくと、トラブルも少なくなります。

まとめ

今回はオフショア開発でよくあるのトラブルについて説明をしました。

ここにあるケースは想像しづらいのかもしれません。しかし、契約前に対策をしておくことで、トラブルを少なくすることができます。

オフショア開発によくある契約トラブルに関するお悩み・ご相談があれば、ご遠慮なくお問い合わせください。

では、今回はこれで終わります。

 

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