【オフショア開発失敗事例紹介】 認識違いによるスケジュール遅延
2022/11/14
オフショア開発の基本こんにちはオフショア開発アカデミー・オフラボの花井です。
今回はオフショア開発失敗事例30選の中から認識違いによるスケジュール遅延の問題について説明をしていきます。
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オフショア開発の問題
オフショア開発と国内開発の大きな違いは言語や開発を進めていく環境です。
開発を進める為に、様々な情報を異なる言語でリモートで共有する必要があります。
そのため全ての情報を誤解なく進めていくことは、簡単ではありません。
少なからず誤解や問題が発生します。
この誤解の発生原因を詳しく見ていきましょう。
日本語で情報を共有するときに発生する問題について
日本語で情報を共有するときに、様々な誤解が発生します。
日本語は簡単ではありません。ベトナム人通訳は様々なシステム開発に関わっていますが、全ての日本語を正確に把握することは簡単ではありません。
例えば日本語でも、日本人でも分かりにくい表現の日本語があります。
「可能性がないとは言えない」など、どちらを言っているのか誤解が生じやすい日本語があります。
もう1つ誤解が生じやすい日本語に長い文章で誤解が発生する場合が少なくありません。
リストやタイトルの工夫して、結論がわかりやすい日本語を使うことも重要です。
これらの誤解が生じたときに、通訳が間違っていることに気がつかない場合が少なくありません。
その為、誤解が発生を削減するために、通訳が気を付けることの対策が有効ではありません。
そして誤解が発生した結果、異なる機能を開発したり、間違った情報を開発者に伝えてしまうなど
問題が大きくなります。
このような誤解を対策するには、シンプルな日本語を使用する、結論がわかりやすいタイトルやリストを活用するなどの他に、ベトナム人通訳が得意な日本語を使用することが挙げられます。
当然ですが、全ての通訳は日本人と同等の日本語を話すことはできません。使用する日本語の中にも、得意な日本語と、そうでない日本語のが分かれます。
通訳が得意な日本語を使うと、やはり誤解は少なくなります。
このような、通訳が使用しやすい日本語を事前に確認しておくことが有効です。
情報共有に関する誤解
2つ目の原因は情報共有に関する誤解です。
オフショア開発は基本的にリモートで開発を進めていきます。ベトナムでベトナム人の開発者が開発して、依頼する企業側は日本から指示をすることがほとんどでしょう。
情報共有の方法は、ZommやSkypeなどのテレビ電話で指示をするかSlackなどのチャット・メッセージツールを使用することになります。
簡単な内容であれば、テレビ電話で済ませてプロジェクトを進めていきたいと考えるかと思います。
しかし、テレビ電話で指示をする場合、聞き逃した場合や誤解した場合に後で確認することができません。
チャットやメッセージツールを使用する
簡単な内容でも口頭で話をするのではなく、少し面倒ですが、スラックやメッセージなどで、テキストで指示を出していきましょう。
聞き逃した場合や誤解した場合に後で確認することができます。
デザインの情報を共有するときに発生する問題について
リモートで開発を行う場合にデザインの情報を共有する場合に、誤解が生じる場合があります。
リモートで開発ではSlackなどでファイルを共有をして進めていくため、様々な種類のファイルが共有され、またそれぞれのファイルが更新されていきます。
プロジェクトを進めていく中でデザインのファイルが変更や更新されていくと、どのファイルが正しいファイルなのか分からなくなる恐れがあります。
そして、間違ったファイルを参考にして、情報が共有されてしまうと、開発する機能やデザインが間違ってしまいます。
このような問題を防ぐ為には、どのファイルが最新か注意しておく必要がありますが、複数人の開発チームで、間違いを防ぐことは簡単ではありません。
そこでFigmaなどのオンラインのデザイン編集ツールを利用すると良いでしょう。
リアルタイムで更新されますので、デザインファイルの誤解を防ぐことができます。
まとめ
今回は、認識違いによるスケジュール遅延の内容について説明しました。
システム開発に関連する情報の共有では、様々な問題が発生し、また大きな問題につながることは少なくありません。
結果、開発スケジュールが遅延してしまいます。
このような誤解やスケジュール遅延を防ぐために、オフラボでは開発チーム内のコミュニケーションのサポートを受けながらオフショア開発を行うことができます。
興味がある方は、下記のURLからお問い合わせください。