【オフショア開発】ラボ型と請負型を選ぶポイント
2022/10/31
オフショア開発の基本こんにちは、オフショア開発アカデミー・オフラボの花井です。
今回はオフショア開発ラボ型と請負型を選ぶポイントについて説明をしていきます。
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オフショア開発ラボ型・請負型とは?
オフショア開発は大きく分けるとラボ型と請負型の二つの開発タイプに分けることができます。
オフショア開発ラボ型と請負型には、特徴やメリットがあり、プロジェクトによって使い分ける事が必要です。
まずは、オフショア開発ラボ型・請負型について説明します。
オフショア開発ラボ型とは
オフショア開発ラボ型は開発チームを作って、その期間内であれば、柔軟に開発を行うことができます。
オフショア開発ラボ型のメリット
柔軟な開発が可能
オフショア開発プロジェクト型(請負型)に比べ、オフショア開発ラボ型では、柔軟に開発を行うことができます。
開発内容を柔軟に変更できることに加え、開発チーム構成や開発者のスキルなどを変更することで、オフショア開発ラボ型を生かした柔軟な開発を行うことができます。
短い開発サイクルで機能をリリース可能
オフショア開発ラボ型は、短い開発サイクル(スプリント)を繰り返す開発を行うため、多くに頻度で情報を共有しながら、システムを開発していきます。
近年、アジャイル開発などユーザーに沿った開発を行う開発手法が品質の高いシステム開発には必須と言われています。
なぜなら、システム開発とは、ユーザーとの対話であり、ユーザーのニーズに素早く応えるととがユーザーの信頼を獲得し、サービスの優位性を獲得するからです。
サービスを成長させるためには、ユーザーと向き合うことが必要であり、そのためには短い開発サイクルでユーザーに応え続けるオフショア開発ラボ型は、大きなメリットになります。
開発開始までの手間・時間が少ない
オフショア開発プロジェクト型(請負型)に比べて、ラボ型はプロジェクトごとに要件や開発資料作成がなく、それに伴う見積もり作成、契約締結はありません。
これらの開発以外の業務は、長ければ2、3ヶ月かかることもあり、その間は開発をするが出来ません。
システム開発は、改善の繰り返しであり、オフショア開発プロジェクト型(請負型)であれば改善の数だけ、この時間と手間がかかります。
オフショア開発ラボ型では開発スケジュールを早くすることや手間が軽減された分だけ費用を抑えることができます。
オフショア開発請負型とは
請負型は最初に作りたいシステムの内容を開発会社に伝えて、開発完了後に納品されるシステム開発の方法です。
日本では、ほとんどシステム開発はオフショア開発請負型でシステム開発します。そのため、オフショア開発請負型はイメージしやすいと思います。
請負型の開発の流れ
オフショア開発請負型は、開発開始前にシステムの詳細を決めて開発を行います。
そのため、以下のような特徴があります。
最初に機能やデザインなどを全て決める
オフショア開発請負型では、システムの機能やデザインなどを全て準備期に決めていきます。
契約前に詳細まで決定してどのようなシステムが納品されるか依頼者とオフショア開発会社で合意を行います。
システム開発やアプリケーション開発は、多くの情報や動作があるため、多くの決定事項があります。
そのため、システムの規模に応じて準備期間は長期間になります。
途中での変更は費用が必要になる
オフショア開発請負型では、準備期間に詳細を決めて開発を開始するため、開発途中で変更があった場合、通常は追加費用がかかります。
また資料やスケジュールの変更、テスト内容の変更などは既に作成済みであるため、開発以外にも変更が必要になります。
そのためシステム開発は、簡単な変更であっても、予想以上に費用がかかる場合が少なくありません。
テスト内容や検品項目などを最初に決める
オフショア開発請負型は、準備期に開発するシステムについて詳細を決定します。
そのため、開発を始める前に納品の状態を決めておく必要があります。
開発の経験があまりない場合、開発する前には、納品の状態を把握することは簡単ではなく、納品の状態や検収の項目を決めることは簡単ではありません。
また納品に関する内容を曖昧にするとトラブルの原因になりやすい部分でもあります。
オフショア開発ラボ型と請負型を選ぶポイント
機能変更の可能性
オフショア開発請負型は開発したい機能を最初に全て決めてから開発を開始します。
そのため、機能変更の可能性が高いプロジェクトではオフショア開発請負型よりもオフショア開発ラボ型を利用した方が良いでしょう。
依頼側の担当者のスキル・状況
オフショア開発ラボ型では、開発期間があります。そのため、開発効率が悪いと、予定していた開発が終了しない可能性もあります。
オフショア開発を含め、システム開発の経験が少ないと、効率的な開発が難しい場合もあります。
依頼企業側で、システム開発の経験者やサポートする開発者などの用意してオフショア開発ラボ型を行うことをお勧めします。
反対に、オフショア開発請負型では、最初に時間をかけてシステム開発の詳細を決めていきます。
また、納品までの契約のため、開発効率は依頼者側には関係ありません。
依頼者側の担当者の体制などを考慮して、オフショア開発ラボ型・請負型を選択すると良いでしょう。
まとめ
オフショア開発ラボ型と請負型を選ぶポイントを2つ説明しました。
今回紹介した以外にもオフショア開発ラボ型・請負型のデメリット・メリットがあります。
様々なプロジェクトがあるため、オフショア開発の選び方や相性は非常に大切です。
オフショア開発ラボ型・請負型でお困りの場合は、一度ご連絡ください。