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【オフショア開発失敗事例】認識違いによるスケジュール遅延

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この失敗事例はオフショア開発請負型でスケジュール遅延が発生した事例です。

システム開発において、スケジュール遅延はたびたび発生します。

理由として、システム開発が長期にわたるプロジェクトであることから予測が難しいこと、お客様との共同作業であり、情報共有など開発以外にも影響が出ること、OSのアップデートなど開発以外にも環境の影響が受けることが挙げられます。

今回の事例では、上記の理由ではなく、認識違いによるスケジュール遅延の事例です。

失敗の解説

この失敗事例は認識違いによるスケジュール遅延です。

認識違いとは、開発完了の認識違いです。

開発チームはタスクにある開発機能の開発が完了した時点を完了日として、予定をしていました。

一方、依頼企業は、サービスのリリースを完了日として認識していました。

この違いがスケジュール遅延につながった事例です。

プロジェクトの主な問題

この失敗事例の背景にある問題は、ベトナム開発者に対するテストに関する認識です。

通常のシステム開発では、開発が完了するとテストを行い、不具合があれば修正し、修正完了後にリリースを行います。

開発者がテストを他のテスターがする業務と考えているため、自分の仕事が開発を終了させることと認識しています。

そのため、このような認識違いが発生します。

この認識違いによるスケジュール遅延は、オフショア開発では、たびたび起こります。

テストとスケジュール管理を制するものは、オフショア開発を制するといっても良いかもしれません。

具体的な対策方法

締め切りの日時とともに、完了の状態を必ず伝えておきましょう。

簡単なことですが、少なくとも認識違いは防ぐことができます。

その後のプロジェクトの経過

認識違いの発覚が2週間前だったこともあり、オフショア開発会社の開発者が休日出勤することでリカバリをしました。

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