無人フィットネスジム入退室管理システム
2022/10/14
プロジェクト詳細
このプロジェクトは、フィットネスジムの会員管理と入退場管理システムを連携したプロジェクトです。
フィットネスジム関連の企業様から、フィットネスジムの会員管理システムと入退場管理システムを連携したシステムの開発をサポートさせていただきました。
(画像はイメージです)
開発開始前
プロジェクトのヒアリング
ある一定の規模以上のフィットネスジムでは、店舗を拡大するために、自社専用の会員管理システムを構築することも増えています。
このプロジェクトでも、既存の会員管理システムから自社の会員管理システムに変更を希望するプロジェクトでした。
そこで既存のシステムの状況の把握、新しく開発するシステムに必要な機能、既存システムから新規システムに移行するためのスケジュール作成が必要でした。
機能要件の調査と決定
既存のシステムの調査、新規システムでの追加機能などを打ち合わせを行い決定しました。
入退場管理システムにAkerunの連携を検討しましたが、Akerunの使用料金が費用と合わないため、別のIOT製品を調査して、ベトナムのカードキーとスマホアプリから入退出管理が可能のIOTシステムとの連携を行いました。
開発スケジュールの提案と決定
既存のシステムを利用していることから、既存の会員様のシステム移行を行う必要があります。
また、新規サービスのリリース直後は不具合などの可能性は高いため、万が一会員様に不具合が起こる場合は信用問題となります。
そこで、ベータ版期・製品版期・移行期に分けて開発スケジュールを提案し、決定しました。
開発開始
開発はベータ版期・製品版期・移行期に分けて開発を行なっています。
ベータ版期
製品の主要機能を開発して、ベータ版をリリースしました。
会員入会・退会機能や決済機能などを開発して、試作品を開発しています。
試作品開発はオフショア開発ラボ型の開発ではなく、オフショア開発請負型でシステムの機能開発からリリースまで一括で行いました。
開発する機能の変更がない場合や目標が決まっている場合はオフショア開発請負型で開発する方が開発期間が短く、費用が安くなります。
そのため、専用チームを構成し、一括でリリースまで行いました。
オフショア開発請負型のイメージ
ベータ版では、リリース直後は不具合の発生が予見できるため、まずは一般の会員様の利用を避け、企業内でスタッフのみの利用から開始しました。
少人数で行って期間利用していただくことで、様々な不具合発生を確認できた他、会員管理の使い方の変更やその後の機能アイデアの抽出にも役に立つ時期になりました。
製品版期
ベータ版のリリース後に、製品版を開発に取り掛かりました。
ベータ版リリース後に検証で、新しい様々な開発アイデアが出てきたことから、新しいアイデアの検証を行いながら開発を進めていきことに決定しました。
アイデアを検証しながら移行期に移る事ができるように、機能の優先順位と移行期に移る事ができる条件を決定しました。
開発スケジュールと機能に合わせて開発が対応できるように開発チームをラボ型に変更して、柔軟に開発ができるように開発チームの構成スケジュールを作成し、開発を行いました。
製品版期では、開発期間を短く分断し、開発とリリース、検証を繰り返します。
最初の開発期間では、主要機能の安定性を向上させるため、スマホアプリのリリースと入退出管理システムの連携など実際の店舗で利用する環境に近いシステムの開発・リリースを行いました。
続いて、試作品期で会員管理の退会機能などの機能拡大やキャンペーン機能などの追加が発生したため、対応する期間が必要になったため会員管理システムの機能の変更を行う開発期間を作りました。
最後に、そのほか不具合修正などをまとめて行う期間を作成して、製品版期を完了しました。
移行期
最後に移行期の開発です。
移行期の開発では、会員様に合わせた移行専用のWebページを作成することと移行データの確認・変更管理画面を作成する必要がありました。
移行期初期では、会員様の少人数の移行を始めて、途中にデータ変更の手間が大きいことが判明し、管理画面の開発期間を作成して、移行期間を進めました。
入力データと移行データの整合性を合わせながら、管理画面の修正などを同時に行い、依頼企業側と開発チームで共同して移行期を進めました。
プロジェクト情報
開発期間 10 ヶ月
- 開発者
- フロントエンド: 12人月
- バックエンド: 12人月
- インフラ・サーバー: 3人月
- モバイル: 12人月